Trust meと安部菜々さん 安部菜々さんにこの楽曲が与えられた意味
※この記事は安部菜々とウサミンと三宅麻理恵に狂った人間が書いています。
もう半年以上前になりますが、第7回シンデレラガール総選挙が行われ、シンデレラガールに安部菜々さんが選ばれました。
シンデレラガールになった彼女には様々な特典が与えられました。
モバマスの方ではシンデレラガールの名を冠した専用カード、これは安部菜々さん初の恒常カードにもなりました。
また、彼女が司会を務めるゲーム内番組、カミングTVが不定期に配信されるようになりました。
そして、モバマス7周年アニバーサリーアイプロでは見事主役としての務めを果たしました。
デレステでは安部菜々さんを含めた総選挙上位5人に専用イベントと衣装が与えられました。
正直シンデレラガールになった特典はモバマスの方での恩恵の方が大きいかと思います。
そして、総選挙曲と言う名目で、新曲も得ることが出来ました。
今回はその総選挙曲、その中でも表題曲であるTrust meと安部菜々さんについて話をしていきたいと思います。
初披露はSS3A
SS3Aはライビュではありましたが、参戦していました。
今迄のライブとは違い、アレンジされた楽曲や未披露の曲中心と言うこともあり、この後何が来るんだろう、と言うワクワクもありました。
ライブもそろそろ終盤。残っているのはあれとあれか…とか考えながら待機していると、聞き慣れない激しいイントロと共に、映し出されたのはジョイフルデイズの3人。
私はそれを見て、ああこれが総選挙曲なのか、とピンと来ました。
正直この頃は初披露と言うこともあり、曲自体はあまり聞き取ることは出来ませんでした。
ただ、今迄の総選挙曲とは毛色が違うなあ、これをウサミン…安部菜々さんが歌うのか、と言う漠然とした思いはありました。
総選挙曲、とは
総選挙曲は、シンデレラガール総選挙で上位となったアイドルに与えられる楽曲である、と言うのが一般的な解釈であると思います。
しかし私はそこに、総選挙曲はやはりシンデレラガールになった子の要素が強く出る物だとも付け加えて認識しています。
けしてその子の為の曲だと名言された訳ではありませんし、他の子をないがしろにしている訳ではありませんが、以前の曲であればalwaysに楓さんの初期台詞を彷彿とさせる物があったり、TakemeTakeyouでは卯月をイメージさせるフレーズがあったりとやはりそう言った要素があるのは否定出来ません。
今回はTrust meと、安部菜々さんがこの楽曲を歌うことで私が感じた安部菜々さんらしさについて話していこうと思います。
あくまで一つの意見として、こんなこと言ってる人も居るのねくらいの感覚でお付き合い頂ければ嬉しいです。
Trust meと安部菜々さん 私にとっての安部菜々さん
SS3Aで初披露されたこの曲。
格好良い、今迄に無い楽曲だと言う評価もある反面、安部菜々さんが歌う曲としてこの曲を考えると、安部菜々さんには合ってない、解釈違いであると言う意見も見られました。
この曲の作曲者は、しゅがしゅが☆み~んのユニット曲である凸凹スピードスターの作曲者でもあるゆよゆっぺさんです。
今現在では評価も落ち着いては居ますが、凸凹スピードスターの楽曲が実装された当初も、この二人が歌う曲ではない、二人がお前らなんて言うのはおかしい、作曲者は二人のことを知らないに違いない等と言う意見も見られました。
私自身は以前の記事でも軽く書いた様に、凸凹スピードスターと言う楽曲その物も、とても気に入っており、二人らしさが詰まっている歌だと思っています。
そしてTrust meと言う楽曲も、意外ではあるけれど安部菜々さんの格好良さを引き出している曲だな、と思っています。
恐らくそう思えるのは、私にとっての安部菜々さんは、泥臭くても、凹まされても、それでも最後には自分の信じた道を突き進む、そんな格好良い、まさにヒーローの様な存在であるからだろう、と感じています。
私に同意してくださる方もいるでしょうし、安部菜々さんはそんなに強い人間じゃない、お前は何も分かっていないと言う方もいることでしょう。
プロデューサーの数だけアイドルのイメージはありますし、私にとっての安部菜々さん像が全ての人の安部菜々さん像ではないことは重々承知しています。
だからこそいろいろな意見があり、同じ安部菜々さんを好きな人間同士でも意見が別れているのだと思います。
数々の強い言葉
Trust meの歌詞で特徴的なのは、見出しでも書いた数々の”強い”言葉だと思います。
ラップと言うジャンル其の物の知識が全くと言って良い程無い為、この曲単体で、また安部菜々さん個人がこの曲を歌うと言う前提で思ったことを書いていきます。
歌詞の引用がありますが、全ての歌詞を引用、解説する訳ではありませんのでご了承下さい。
上り詰めた故に見える
何処までも美しい世界
この場所に立てるのならば
戦うことは恐れない
歌い出しの部分です。
安部菜々さんは誰もが知っている様に、日の目を見ることが無くとも自分の夢を捨てることなく、ただひたすらに、自分と自分の夢を信じ続けて、第7回シンデレラガールと言う輝かしい称号を手にしました。
言葉で語るだけであれば簡単ですが、夢を叶えると言うことは相応の覚悟と、犠牲が無ければ不可能です。
ただ無駄に時間を重ねていくだけで老け、衰えていく身体、自分をどんどん追い抜いて先へ行く後輩達、周りからの圧、それらに耐えなければなりません。
そしてそれに耐えたからと言って、成功が保証されている訳でも何でもありません。
それでも彼女は、夢の為に戦うことを選んだのです。
そして、その、頂点に立った景色を自分の眼で見ることが出来たのです。
自分を信じて、信じぬいたから。
I am going to aim higher
少しでも わずかでも
I will be everyone’s target
誰よりも前を向いて
その期待は裏切らない
今は
Trust me, and follow me
サビの部分になります。
頂点からの景色を見ても、安部菜々さんは止まることを知りません。
それどころか、最前線で皆を率いろうとすらしています。
メットライフドーム公演でのメルヘンデビュー!でも、「いつかトップに上り詰めます」の部分から改変され、「更にトップに上り詰めます」と言う宣言がありました。
安部菜々と言うアイドルは、最初は誰にも見向きもされない、たった一人で戦うアイドルでした。
しかし時を経て、安部菜々と言うアイドルは皆に愛され、皆を勇気づけ、皆の期待を背負う最高のアイドルとなりました。
自身がここまで来られたのは、その声援があったから。
それを誰よりも知って、分かって、表現しています。
だからこそ前を向いて、皆の期待を一心に背負うことが出来るのです。
一瞬の弱さに溶ける
振り返った自分の影
一番に見据えるものは
栄光に満ちている未来
二番の歌い出しです。
安部菜々さんは自分の道を歩む強いアイドルである、と言ってきましたが彼女も道に迷ったり、不安に押しつぶされそうになったりすることもあります(デレステコミュ4などが顕著です)。
それでも、やるしかないと決めて、その道を進むのです。
その先にどんな道が待ち受けていても、自分を信じて。
自分の進む先に、自分の夢があると信じて。
妥協点に交差する点線
その一つ一つが怠惰を斡旋
ラインは自分で引かない
やるなら目指せよ
「最前線」
続きの歌詞です。
安部菜々さんはどんな仕事にも全力で取り組みます。
自身に後がないことを分かっているのもあるのでしょうが、自分に与えられた仕事に貴賤はないと思っているのも大きいのでしょう。
自身に与えられた物は全てがチャンス、それを活かさない手はどこにもありません。
やるならとことん、主役をもぎ取ってしまいましょう。…と彼女が思っているかは分かりませんが、彼女の妥協しない姿勢がこの歌詞からも分かります。
自分の居場所が見つからない
そんな考えハナから無い
「ナントナク?」この辞書にはない
見せつけんだよ段違い
実は私がこの曲で一番好きな歌詞がこの部分です。
誰もが認めるトップアイドルとなった安部菜々さんですが、そのキャラ自体は正直痛々しく、売り方を間違えたのでは?とも言われかねない物です。
しかし彼女はそれでもその生き方を貫いて、この世界になりたい自分を刻み込んだのです。
生半可な覚悟と、思いではそれは叶いませんでした。
しかしそれは彼女の執念にも似た思いと、ファンの思い、プロデューサー達の思いを持って叶いました。
彼女だけでは得られなかった、しかし彼女でなければ得られなかった力。
それを存分に彼女は刻み込み、見せつけてやるのです。
自身の誇りと、皆の思いを。
後悔することは無いか?
挽回の準備はいいか?
自分自身を限界突破
今心に火をつけろ
「発火」
夢を叶えた安部菜々さんですが、その裏では沢山の犠牲や可能性を潰してきました。
それでも進みたかった道だから、と自分に言い聞かせているようにも思えます。
後悔することはない、それなら自分自身をセーブすることはない。
自分のやりたいように、自分を解放し、自身の全てを燃やし尽くせ。
後悔の無いように。
この歌声が響く限り
一緒に歩いていこう
あの果てしない道の先へと
ラスサビです。
夢を追いかけ続けた女の子は、誰かの夢を後押しする、そんな存在となれたのです。
ウサミンは、安部菜々だけでなく、他の誰かの道標にもなったのです。
最後に
私自身、先程言った様に安部菜々さんのことをヒーローで、憧れの存在としています。
恐らくこの曲は、自分にとって安部菜々さんがどういう存在であるか、と言う考えの違いから、評価が変わってくるのだと思います。
それを承知で、私は敢えて、この曲を安部菜々さんに相応しい曲だと言います。
ひたすらに夢を追いかけた女の子が、誰かの夢を後押しする存在となった、そんな格好いい一人のアイドルの物語の歌だと思っています。
勿論納得出来ない方もいると思います。
それはそれで構いません。
ただ、こういう人間もいるんだなあ、と心に留めていただければ幸いです。
最後となりましたが、これからもアイドルマスターシンデレラガールズと言うコンテンツが発展することを祈って、終わりの挨拶とさせて頂きます。