Trust meと安部菜々さん 安部菜々さんにこの楽曲が与えられた意味
※この記事は安部菜々とウサミンと三宅麻理恵に狂った人間が書いています。
もう半年以上前になりますが、第7回シンデレラガール総選挙が行われ、シンデレラガールに安部菜々さんが選ばれました。
シンデレラガールになった彼女には様々な特典が与えられました。
モバマスの方ではシンデレラガールの名を冠した専用カード、これは安部菜々さん初の恒常カードにもなりました。
また、彼女が司会を務めるゲーム内番組、カミングTVが不定期に配信されるようになりました。
そして、モバマス7周年アニバーサリーアイプロでは見事主役としての務めを果たしました。
デレステでは安部菜々さんを含めた総選挙上位5人に専用イベントと衣装が与えられました。
正直シンデレラガールになった特典はモバマスの方での恩恵の方が大きいかと思います。
そして、総選挙曲と言う名目で、新曲も得ることが出来ました。
今回はその総選挙曲、その中でも表題曲であるTrust meと安部菜々さんについて話をしていきたいと思います。
初披露はSS3A
SS3Aはライビュではありましたが、参戦していました。
今迄のライブとは違い、アレンジされた楽曲や未披露の曲中心と言うこともあり、この後何が来るんだろう、と言うワクワクもありました。
ライブもそろそろ終盤。残っているのはあれとあれか…とか考えながら待機していると、聞き慣れない激しいイントロと共に、映し出されたのはジョイフルデイズの3人。
私はそれを見て、ああこれが総選挙曲なのか、とピンと来ました。
正直この頃は初披露と言うこともあり、曲自体はあまり聞き取ることは出来ませんでした。
ただ、今迄の総選挙曲とは毛色が違うなあ、これをウサミン…安部菜々さんが歌うのか、と言う漠然とした思いはありました。
総選挙曲、とは
総選挙曲は、シンデレラガール総選挙で上位となったアイドルに与えられる楽曲である、と言うのが一般的な解釈であると思います。
しかし私はそこに、総選挙曲はやはりシンデレラガールになった子の要素が強く出る物だとも付け加えて認識しています。
けしてその子の為の曲だと名言された訳ではありませんし、他の子をないがしろにしている訳ではありませんが、以前の曲であればalwaysに楓さんの初期台詞を彷彿とさせる物があったり、TakemeTakeyouでは卯月をイメージさせるフレーズがあったりとやはりそう言った要素があるのは否定出来ません。
今回はTrust meと、安部菜々さんがこの楽曲を歌うことで私が感じた安部菜々さんらしさについて話していこうと思います。
あくまで一つの意見として、こんなこと言ってる人も居るのねくらいの感覚でお付き合い頂ければ嬉しいです。
Trust meと安部菜々さん 私にとっての安部菜々さん
SS3Aで初披露されたこの曲。
格好良い、今迄に無い楽曲だと言う評価もある反面、安部菜々さんが歌う曲としてこの曲を考えると、安部菜々さんには合ってない、解釈違いであると言う意見も見られました。
この曲の作曲者は、しゅがしゅが☆み~んのユニット曲である凸凹スピードスターの作曲者でもあるゆよゆっぺさんです。
今現在では評価も落ち着いては居ますが、凸凹スピードスターの楽曲が実装された当初も、この二人が歌う曲ではない、二人がお前らなんて言うのはおかしい、作曲者は二人のことを知らないに違いない等と言う意見も見られました。
私自身は以前の記事でも軽く書いた様に、凸凹スピードスターと言う楽曲その物も、とても気に入っており、二人らしさが詰まっている歌だと思っています。
そしてTrust meと言う楽曲も、意外ではあるけれど安部菜々さんの格好良さを引き出している曲だな、と思っています。
恐らくそう思えるのは、私にとっての安部菜々さんは、泥臭くても、凹まされても、それでも最後には自分の信じた道を突き進む、そんな格好良い、まさにヒーローの様な存在であるからだろう、と感じています。
私に同意してくださる方もいるでしょうし、安部菜々さんはそんなに強い人間じゃない、お前は何も分かっていないと言う方もいることでしょう。
プロデューサーの数だけアイドルのイメージはありますし、私にとっての安部菜々さん像が全ての人の安部菜々さん像ではないことは重々承知しています。
だからこそいろいろな意見があり、同じ安部菜々さんを好きな人間同士でも意見が別れているのだと思います。
数々の強い言葉
Trust meの歌詞で特徴的なのは、見出しでも書いた数々の”強い”言葉だと思います。
ラップと言うジャンル其の物の知識が全くと言って良い程無い為、この曲単体で、また安部菜々さん個人がこの曲を歌うと言う前提で思ったことを書いていきます。
歌詞の引用がありますが、全ての歌詞を引用、解説する訳ではありませんのでご了承下さい。
上り詰めた故に見える
何処までも美しい世界
この場所に立てるのならば
戦うことは恐れない
歌い出しの部分です。
安部菜々さんは誰もが知っている様に、日の目を見ることが無くとも自分の夢を捨てることなく、ただひたすらに、自分と自分の夢を信じ続けて、第7回シンデレラガールと言う輝かしい称号を手にしました。
言葉で語るだけであれば簡単ですが、夢を叶えると言うことは相応の覚悟と、犠牲が無ければ不可能です。
ただ無駄に時間を重ねていくだけで老け、衰えていく身体、自分をどんどん追い抜いて先へ行く後輩達、周りからの圧、それらに耐えなければなりません。
そしてそれに耐えたからと言って、成功が保証されている訳でも何でもありません。
それでも彼女は、夢の為に戦うことを選んだのです。
そして、その、頂点に立った景色を自分の眼で見ることが出来たのです。
自分を信じて、信じぬいたから。
I am going to aim higher
少しでも わずかでも
I will be everyone’s target
誰よりも前を向いて
その期待は裏切らない
今は
Trust me, and follow me
サビの部分になります。
頂点からの景色を見ても、安部菜々さんは止まることを知りません。
それどころか、最前線で皆を率いろうとすらしています。
メットライフドーム公演でのメルヘンデビュー!でも、「いつかトップに上り詰めます」の部分から改変され、「更にトップに上り詰めます」と言う宣言がありました。
安部菜々と言うアイドルは、最初は誰にも見向きもされない、たった一人で戦うアイドルでした。
しかし時を経て、安部菜々と言うアイドルは皆に愛され、皆を勇気づけ、皆の期待を背負う最高のアイドルとなりました。
自身がここまで来られたのは、その声援があったから。
それを誰よりも知って、分かって、表現しています。
だからこそ前を向いて、皆の期待を一心に背負うことが出来るのです。
一瞬の弱さに溶ける
振り返った自分の影
一番に見据えるものは
栄光に満ちている未来
二番の歌い出しです。
安部菜々さんは自分の道を歩む強いアイドルである、と言ってきましたが彼女も道に迷ったり、不安に押しつぶされそうになったりすることもあります(デレステコミュ4などが顕著です)。
それでも、やるしかないと決めて、その道を進むのです。
その先にどんな道が待ち受けていても、自分を信じて。
自分の進む先に、自分の夢があると信じて。
妥協点に交差する点線
その一つ一つが怠惰を斡旋
ラインは自分で引かない
やるなら目指せよ
「最前線」
続きの歌詞です。
安部菜々さんはどんな仕事にも全力で取り組みます。
自身に後がないことを分かっているのもあるのでしょうが、自分に与えられた仕事に貴賤はないと思っているのも大きいのでしょう。
自身に与えられた物は全てがチャンス、それを活かさない手はどこにもありません。
やるならとことん、主役をもぎ取ってしまいましょう。…と彼女が思っているかは分かりませんが、彼女の妥協しない姿勢がこの歌詞からも分かります。
自分の居場所が見つからない
そんな考えハナから無い
「ナントナク?」この辞書にはない
見せつけんだよ段違い
実は私がこの曲で一番好きな歌詞がこの部分です。
誰もが認めるトップアイドルとなった安部菜々さんですが、そのキャラ自体は正直痛々しく、売り方を間違えたのでは?とも言われかねない物です。
しかし彼女はそれでもその生き方を貫いて、この世界になりたい自分を刻み込んだのです。
生半可な覚悟と、思いではそれは叶いませんでした。
しかしそれは彼女の執念にも似た思いと、ファンの思い、プロデューサー達の思いを持って叶いました。
彼女だけでは得られなかった、しかし彼女でなければ得られなかった力。
それを存分に彼女は刻み込み、見せつけてやるのです。
自身の誇りと、皆の思いを。
後悔することは無いか?
挽回の準備はいいか?
自分自身を限界突破
今心に火をつけろ
「発火」
夢を叶えた安部菜々さんですが、その裏では沢山の犠牲や可能性を潰してきました。
それでも進みたかった道だから、と自分に言い聞かせているようにも思えます。
後悔することはない、それなら自分自身をセーブすることはない。
自分のやりたいように、自分を解放し、自身の全てを燃やし尽くせ。
後悔の無いように。
この歌声が響く限り
一緒に歩いていこう
あの果てしない道の先へと
ラスサビです。
夢を追いかけ続けた女の子は、誰かの夢を後押しする、そんな存在となれたのです。
ウサミンは、安部菜々だけでなく、他の誰かの道標にもなったのです。
最後に
私自身、先程言った様に安部菜々さんのことをヒーローで、憧れの存在としています。
恐らくこの曲は、自分にとって安部菜々さんがどういう存在であるか、と言う考えの違いから、評価が変わってくるのだと思います。
それを承知で、私は敢えて、この曲を安部菜々さんに相応しい曲だと言います。
ひたすらに夢を追いかけた女の子が、誰かの夢を後押しする存在となった、そんな格好いい一人のアイドルの物語の歌だと思っています。
勿論納得出来ない方もいると思います。
それはそれで構いません。
ただ、こういう人間もいるんだなあ、と心に留めていただければ幸いです。
最後となりましたが、これからもアイドルマスターシンデレラガールズと言うコンテンツが発展することを祈って、終わりの挨拶とさせて頂きます。
三宅麻理恵さんと安部菜々さん好き私と双葉杏さんと総選挙
12月、もう世間では次回のシンデレラガール総選挙に関して動きが見られていたりする昨今。
第7回シンデレラガール総選挙では、皆さんも知っている通り安部菜々さんが一位となり、シンデレラガールの称号を手にしました。
この総選挙、安部菜々さんがシンデレラガールになったと言う結果もそうですが私自身Pとして初めて参加した…と言うと語弊がありますが、本格的に参戦した総選挙だったので、色々と思い出深い物があります。
良い思い出ばかりかと言われるとそうとは言えませんが、こうして記事を書いているのも、日頃からTwitterで変なことばっかり言えているのもこの総選挙で何かしたいと思えたからですし、私の世界を広げてくれた大切な物だと感じています。
そしてタイトル通り、私は安部菜々さん並びに担当声優である三宅麻理恵さんのことが大好きです。
以前の記事でも少し触れましたが、私がシンデレラガールズの世界に入ったのはこの二人が切欠です。
それなら第7回総選挙の時も安部菜々さんを中心に応援していたのか、と言われるとその答えはNoです(二番目に票は入れていましたが)。
そんな大好きな人達ではなくて、誰を応援していたのか、と言うとこの人です。
シンデレラガールズを知っているなら知らない人は居ないであろうアイドル、双葉杏さんです。
今回は、この時期だからこそ書きたいと思った、担当の双葉杏さんとの出会いの切欠や、彼女と出会って思うこと、私が彼女にしてあげたいと思うこと、シンデレラガールズ其の物について思うこと等を色々書いていきたいと思っています。
双葉杏さんと私 担当になった切欠
安部菜々さんと三宅麻理恵さん切欠でシンデレラガールズの世界に入った私が、何故彼女の担当をしているのか、その切欠は正直良く覚えていません。
ただ、総選挙に参加するなら誰かを応援した方が楽しいだろう、と言う感じで頭に浮かんだのが彼女で、なし崩し的に…だったかもしれません。
何故その時思い浮かんだのが安部菜々さんじゃなかったのか、と言われると良くわかりません。
正直今の私の思いを持って、第7回総選挙に望めるなら双葉杏さんを応援していたかどうか分かりません。
この世界を好きになっていくうちに、彼女だけを応援していれば私はそれで良い、と言う訳でもなくなっているので何とも難しい所です。
こう言っては何ですが、私自身応援したいアイドルは他にもいます。
今現在、当時のツイートや、過去の彼女について書いた記事を振り返ったりするとこの人何言ってるんだろう、と不思議な気持ちになったりもします。
と言う様に、大分不思議な縁で私と彼女は結ばれています。
何かが違っていれば、私は彼女を応援もしていなかったし、彼女の担当を名乗ることもなかったのでしょう。
双葉杏さんと総選挙 彼女を応援することに決めて
そんな私が杏さんを応援しようと決めて、自分に何か出来ることは、と思い初めたのがSSを書くことでした。
当時の私が、彼女を応援する為に少しでも出来ることをと思い立って書いた物がこちらです。
今となっては懐かしく感じますが、彼女を応援したいと言うその一心で書いた物です。
彼女に対してだけでなく、他のアイドルや、コンテンツその物に対して色々な感情が渦巻いている今の自分では書けないと思います。
ですがこれを切欠に、この作品に反応を頂けたことを切欠に、私はSSを書くことにもハマっていき、少しではありますが貰える反応に一喜一憂することも覚えていきました。
総選挙期間中ではありましたが杏だけでなく、私の性癖を詰め込んだ推しカプのSSを書いたりして、そちらでの同志も増えていきました。
そう言った意味でも、私にとって特別な作品です。
双葉杏さんと総選挙 彼女にあげたい物
何かが違っていれば担当にもならなかったし、好きにもならなかった彼女ですが、私は沢山の物を彼女から貰いました。
恐らく彼女を応援すると決めていなければ、こうやってSSを好きな時に書いて一喜一憂する私はいなかったでしょうし、今私がこうして記事を書くこともなかったのでしょう。
色々と思うことはありますが、今の私が彼女を応援する理由は、彼女から沢山の物を貰えた、恩返しなんだと思っています。
それが叶った時、彼女がどうするのかは分かりません。
もしかしたら嫌がるかもしれないし、もしかしたら笑ってくれるかもしれません。
それを私は見たいと思っているのです。
双葉杏さんと総選挙 それに必要な物
夢の様な話ばかりしてきましたが、実際問題総選挙で結果を出すことは私一人では到底叶いません。
また、総選挙に拘らずとも出番に恵まれており、本人自体が働きたくない、と言うことを主張している杏、そしてPがこれ以上を望むこと自体が贅沢である、他の子に出番を譲るべきと言う意見も見られます。
杏Pであっても、総選挙其の物に嫌気が差していたり、杏に入れる理由が無いと言っているPもいます。
結果を出す為には味方である杏Pの協力が必要不可欠ですし、それだけでなく周りを巻き込む力、企画力なんかも必要であると考えていますが、私がこうしたいから皆こうして欲しいだとか、無理に意思統一する必要も無いと思っていますし、出番が確保されている子は何度も出番があり、出番の無い子は無いまま戦わされる総選挙の、そしてシンデレラガールズ其の物の現状自体おかしいと感じています。
それでもやっぱりその子の為に用意される様々な特典や、何よりシンデレラガールと言う輝かしい称号は何にも代えがたいと思っており、その為に頑張りたいと言う気持ちがあります。
その為にどうすれば良いのか、と言われると困ってしまうのですが。
私とシンデレラガールズ
色々と言ってきましたが、それでも私はこのコンテンツが大好きですし、終わりが無い物は無いと分かっていても、出来るだけ長く続いて欲しい、と思っています。
それは上記の様に、双葉杏さんを応援したいと言うのもありますし、これまでに出会ってきたアイドル達の活躍をもっと見たい、と言うのもあります。
そしてこう言っては何ですが、と言うか最初この世界に入った切欠に戻りますが、私にとって定期的に三宅麻理恵さんの声と演技が届けられる大事なコンテンツでもあります。
ただ三宅さんの声が届けられるだけでなく、安部菜々さんを通して彼女の声が伝わる、と言うこと、それだけでなくシンデレラガールズの世界でアイドル達が輝いていくことが今の私には大切なのだと感じています。
その為にも、今私が出来ることをしていきたいと思っています。
それは総選挙の為の活動であり、私の好きなアイドルやカップリングを知ってもらう為の活動でもあり、…様々な思惑はありますが、やっぱりこのコンテンツが好きと言うことを発信していきたいと言うのが大きいです。
新アイドル追加だったり、しんげき4期だったり、色々と目まぐるしいシンデレラガールズですが、何だかんだ文句を言いながらこの世界にいるのは変わらないと思います。
それは単なる好き嫌いだけでなく、このコンテンツが私にとっての日常になっているかだと思います。
そんな日常が少しでも長く続くように、今後アイドルマスターシンデレラガールズに興味を持ってくれる方が居ることを、アイドルマスターシンデレラガールズと言うコンテンツが発展することを祈って、終わりの挨拶とします。
しきあすの記事 その2 空っぽの器を埋める物は
上記の内容を踏まえた上で、こちらの内容にも興味があると言う方はお付き合いください。
この記事を書くに至った理由
以前記事を書いた際、様々な方に反応をいただけたことを覚えています。
しかし、中には「志希に飛鳥が憧れていると感じるなんておかしい」、「飛鳥からみた志希の印象ばかりで志希から見た飛鳥のことが殆ど書かれていない」、等の指摘を頂いたりもしました。
これを見て、単なる一つの意見と流しても良かったのですが、確かに色々と欠けていた記事だったなあと思い直して、改めて二人について考えてみて、その上で私が抱いた印象や感想を書いていければと思い筆を執った次第です。
あくまで私の主観バリバリの物なので、こんなこと言ってる人も居るんだなあ、くらいに思ってくれれば幸いです。
二人がアイドルになった理由
まず二人はどうしてアイドルになったのだろう?とその理由を求めてコミュを読み返すことにしました。
二人共、まずはアイドルと言う物ではなく声をかけてきてくれたプロデューサーを気にかけています。
プロデューサー自身が何者であるか名乗っていないのでその人間自体に興味を示すのは当たり前だとは思いますが、それぞれ自身を否定しない、楽しそうなことをしている、とプロデューサーへの印象が初対面の人間にしてはかなり好印象なのが伺えます。
そして、二人は"アイドルのプロデューサー"に誘われ、アイドルへの世界へと足を踏み入れます…が、微妙にアイドルになる理由が違うように見えます。
志希は、アイドルを面白いこと、としてアイドル其の物にも興味を示していますが、飛鳥の場合、自身に興味を持って、肯定してくれた人がアイドルのプロデューサーであるから、アイドルを選んでいるようにも思えます。
二人に必要な物
ただ、どちらも誘ってくれた人物がこの人でなければ、アイドルにはならなかったのでしょう。志希にとって、この人は面白く、興味深い人で、飛鳥にとってはこの人は自分を否定せずにいてくれた人であるからです。
自身が築き上げてきた成果も、自身にとって何も感じられなくなればあっさりとそれを捨ててしまえる志希。
自身のことを空っぽ、全くの無価値と称し、自身の過去を語りたくないとする飛鳥。
恐らく二人にとって必要な物は、自身に興味を持ってくれ、自身を肯定してくれる人なのだと思います。
それを踏まえた上で、しきあすの話に行きたいと思います。
志希から飛鳥への言及
以前の記事で、志希の存在は飛鳥にとっての非日常、非現実のカギになりえると言うことは話しましたが、今度は逆に志希が飛鳥のことをどう思っているのか、について確認出来そうな所から話していこうと思います。
ですが志希から飛鳥への言及は今現在殆ど無い為、憶測めいた話になります。
以前の記事でも紹介した初登場シーンです。
ここで、志希は飛鳥とのユニットを期待出来そう、と好意的に捉えています。
しかし飛鳥は逆に否定的です。
以前の記事では、実験に乗り気ではない、と書いていましたが飛鳥が否定的なのは、また別の理由があったのではないか、と感じる様になりました。
CINDERELLAMASTER43のドラマパートで、自身のことを空っぽ、全くの無価値な存在と飛鳥は称しています。
恐らく自身が、何の力もない弱い存在だと自分で諦めてしまっているのでしょう。
後に彼女はプロデューサーや仲間達との交流を通して、自身を認められるようになり、更に上のステージを目指すようになるのですが。
ですが志希は、飛鳥へ抱いた良い印象を変えることはありません。
全ては憶測になってしまいますが恐らく、この時点で志希は飛鳥の持つ本来の実力、そして思いやりや優しさ、ポテンシャルを見抜いていて、それ込みで期待が出来る、と言っていたのかもしれませんと言うか、そう信じたいです。
飛鳥が抱く志希への感情
以前、飛鳥は非日常、非現実的な物に憧れているからこそ非日常、非現実其の物である志希に憧れを抱くのだと言っていましたが、自身を空っぽと言う飛鳥にとって、俗にいう天才、と呼ばれる存在である志希は、もっとシンプルな、力のある者だと認識されていたのかもしれない、と考えてみます。
志希を前にした時、憧れもあったかもしれませんし、嫉妬もあったかもしれません。そして、自分はそんな風にはなれないと諦めもあったかもしれません。
やはり、そう言った点からも飛鳥は志希を前にした時特別な感情は抱いたと思っています。
二人の関係は
二人はユニットを組み、そして二人で出掛け、二人で誕生日を祝う仲です。
最初の出会いは一般的に言われる天才、と呼ばれる力を持つ志希と、自身を無価値と称する飛鳥と言う、アンバランスで歪な関係だったかもしれません。
ですが二人は交流を経て、志希が、何処にでも居る普通の女の子であることを、飛鳥が無価値なんかではない、魅力のある存在であると気づきます。
そして、それを認めて、天才も、無価値も、何も関係ない、ただお互いの存在を祝う、そんな仲となっていったのです。
二人はなんら特別なことはない、ただの女の子であることの弱さを受け止め、ただその存在を認め合う様な、何処にでもある、普通の日常を送る仲なのです。
最後に
Twitterでつらつら言っていたことをそれなりに纏めてみようと苦心しましたが、結局何を言いたいのか分からない様な記事になってしまっているかもしれません。
ですが私は、この数日間を通して二人のことを益々好きになることが出来ました。
飛鳥が優しい子であることを確信に変えることが出来ました。
志希を一人にはしないとより強く思うようになりました。
この二人の仲がいつまでもいつまでも、当たり前の日常であることを祈って、アイドルマスターシンデレラガールズと言うコンテンツが発展していくことを祈って、終わりの言葉とさせていただきます。
私とふじとも ふじともPダイマ王者決定戦
Twitter上で行われている、ふじともPダイマ王者決定戦への投稿作品と言うか記事です。
気になる方はTwitter上の#ふじともPダイマ部タグを検索して頂けると素敵なダイマや作品が見られますので興味ある方は是非見て頂けると嬉しいです。
この記事は私がシンデレラガールズの世界に入った切欠等も交えて、私と彼女の出会い、好きな所や彼女とのこれからをつらつらと書いていく自己語りめいた物となっております。
そう言った話に興味があると言う方はこのままお付き合いください。
私がシンデレラガールズの世界に入った切欠
私がシンデレラガールズの世界を知ったのは、サービス開始当初でしたがその頃は、こう言っては何ですがシンデレラガールズ其の物に全く良いイメージが無い…と言うか、アイドルマスターシリーズ其の物への好きと言う気持ちに迷いが生じていた頃でした。
わらわらと数だけ多いキャラクター、少しピックアップしてみれば働かないニートキャラ等と言うアクの強すぎる面々、客寄せパンダの様に使われている私の大好きな765ASの皆と見れば見る程私の信じてきたアイドルマスターとは何だったんだろう、とマイナスなイメージばかりが募っていき、少しずつ私の興味はアイドルマスターシリーズから薄れていき、他のコンテンツにハマっていきました。
そんな私が少し長い時間を経て、この世界に戻ってきた切欠は、ある動画でした。
この頃と言うか今もですが私は声優の三宅麻理恵さんの演技にハマっていて、それが切欠でこの動画を発見しました。
動画を見ていて、やっぱり三宅麻理恵さんの演技は上手いなあとか、コメントを見たり、大百科記事を見てこの子も中々に面白いキャラクターだなあと少しずつですがシンデレラガールズの世界と言うか、まず安部菜々さんに興味が湧いてきていました。
そして、私は彼女を目当てに…制服ウサミンを目当てにシンデレラガールズの世界に入ることになりました。
しかしそこで待っていたのは、限定ガチャとフリートレードと言うシンデレラガールズの闇でした。
闇に飲まれた私の元にやってきてくれた二人
当時の私は考えの甘い所があり、ちょっとやれば好きな子が手に入る物だと思っていて、その考えもあって実際に制服ウサミンを手に入れる為に必要な資産を見て、無理だだこれはと半ば諦めていました。
シンデレラガールズって大変なゲームなんだなあと他人事の様に思い、何かカードが欲しいと何となしに回したガチャで来てくれたのが[ビューティーウィッチ]兵藤レナさんと、今回の主役である[フォーチュン☆スター]藤居朋のカードでした。
他のカードがRで統一背景の中、やはりSRカードのそのキャラクターの為の背景が描かれた特別感、自分で引けたと言う特別感はやはり良い物だなと思いました。
この記事はふじともの記事なのでレナさんについては省いて話していきますが、また機会があればレナさんについても話したいと思います。
私とふじとも 第一印象
第一印象は眼のきれいな子だな、と言う物でした。
そして、占いが好きで、それを信じているなんて今どきの子だなあと思いました。
私自身は占い其の物はまあ都合の良い結果だけは信じておこう、みたいな適当な付き合い方なのであまり彼女と占いについては深く考えてはいませんでした。
取り敢えず、来てくれてありがとう、可愛いねとそんな感想を抱いていました。
それから私と彼女の生活は始まりました。
私とふじとも 好きな所
第一印象でも触れた様に、見た目の可愛らしさは勿論ですが、彼女を好きになったのはその人懐っこい性格にもあります。
私と彼女の原点であるモバマス版フォーチュン☆スター特訓前のセリフの抜粋ですが意図しているのかしていないのか分からない、少しこちらがドキッとしてしまうような、それで居てこちらが嬉しくなるようなことを言ってくれます。
特に、マイスタジオでの親愛度MAX台詞が私は好きです。
無自覚ながらも、Pの存在が自分の幸運に関係している、と感じ取っているのでしょうか。
こちらとしても、彼女の幸せの一助となれているのであれば嬉しいと思える、そんな素敵な台詞です。
こちらは特訓後台詞です。
自信に満ちた表情と比例するかの様に、台詞も自信に満ちた物となっています。
ただ、プロデューサーと出会ったばかりの頃の彼女は自分に自信が無く、占いの結果に悪い意味で依存していました。
この自信は、彼女一人では到底持つことの出来なかった物です。
私が好きな台詞は、マイスタジオでのもし未来を変えられるなら…と言う台詞です。
プロデューサーとであれば、例え占いで悪い結果が出たとしても自分の信じた未来を掴み取れると言う強い信頼が伺えます。
プロデューサーなら、私との未来を選んでくれるよね、と言うそんな可愛い乙女心を感じる所も好きです。
彼女との出会いの切欠は何気なく引いたガチャでしたが、やはりカードの種類がただでさえ多いモバマスで初期に来てくれたSRと言うのは大きく、彼女の出番がある度に注目する様になりました。
私とふじとも 今後
好きな所では私と彼女の原点であるフォーチュン☆スター藤居朋に焦点を当てて紹介しましたが、他にも可愛いカードや素敵なカードが沢山あります。
現在行われている蒸機公演でも、フォーチュン☆スター特訓後をモチーフにした配役での出番があったりしました。
物語其の物も面白いので、モバマスをやってないと言う方も触れてみて頂けると嬉しいです。
デレステの方では、ススメ☆シンデレラロードの堀裕子編で何とストーリー全編に渡る出番、実質ミステリアスガールズ編と言っても良い活躍を見せ、そして私のもう一人の、初期に来てくれたSRである兵藤レナさんとの共演も果たしました。
しかし、SSRやボイス等はまだ獲得出来ていません。
それがいつになるかもわかりません。
ですが、それが実現するまで私は信じて待ち続けようと思います。
こう言っては何ですが、特別な衣装が無くても、特別な声が無くても私に好きでいさせてくれる彼女。
きっと彼女にSSRやボイスが付いた日には、もっともっと大好きになっていると思えるからです。
これからもふじともが、並びにアイドルマスターシンデレラガールズが発展していってくれることを祈って、終わりの挨拶とさせて頂きます。
かなありの記事 大人になりたい、大人になれない
今回はかなありです。
ただし、今回はキャラクターだけでなく、中の人達のエピソードも交えてカップリングの話をしていくので、それを踏まえた上で閲覧お願いします。
まず概要から説明していきます。
かなありとは
アイドルマスターシンデレラガールズに登場する速水奏と橘ありすのカップリングです。
これ以外の何物でもないので次項へ移ります。
ゲーム上での初共演
二人のゲーム上での初共演はモバマスでのイベント、LIVEツアーカーニバル「幽鬱女王とハロウィンの祝祭」に登場した、「魔界の預言者」と言うユニットです。
奏、ありす、それに文香を加えたユニットとなっています。
この3人は後にも共演機会があり、何かと縁がある組み合わせとなっています。
アニメ、マジックアワーでの共演
デレアニでも、この3人は同じプロジェクトクローネのメンバーとして共演しています。
どちらかと言うとアニメ本編ではかなありと言うより、ありふみの方が優勢かな?と感じます。
かなあり的には、後述するマジックアワーの方が、美味しいかもしれません。
アニメ放映後に公開されていたラジオコーナー、マジックアワーでは奏がありすのことを途中から名前呼びしています。
ありすは自分の名前にコンプレックスがあるからか、余程気を許した人でなければ名前呼びを許しません。
同じくゲストだったフレデリカには名前呼びを訂正させている為、奏とは何か特別なことがあったのかもしれないな、と思わせてくれたりします。
その、特別なこと?
※これはあくまで飯田友子さんと佐藤亜美菜さんの話で、奏とありす本人の話ではありません。
何故中の人の話をするのかと言うと、詳細は省きますがありす役の佐藤亜美菜さんが、初舞台で奏役の飯田友子さんに助けられたと言うエピソードが、あまりにも奏とありすだったと感じたからです。
むしろ私はこのエピソードから、ありすが辛い時に、奏がこうして支えてあげたからありすは奏に懐いているのかな、とすら思ったりしています。
ざっくりとだけ書きますが、シンデレラの舞踏会本番前、一人ぼっちで緊張で押し潰されそうだった亜美菜さんに、飯田さんが一緒に御飯を食べよう、と声をかけてくれたのだそうです。
その時、飯田さんは既にご飯を食べていましたが食べるのが早いから、一緒に取りに行くくらいが丁度良い、と亜美菜さんの分のご飯を一緒に取りに行ってあげもしたそうです。
その後も、緊張している亜美菜さんの手を握って安心させてくれたり、色々と世話を焼いてくれたのだそうです。
その一連の行動を飯田さんは、奏だったらどうするか、と考えて行動したと述べています。
この一言が、よりこの二人の行動をかなありに当て嵌めたくなってしまう理由です。
詳しい流れはこの動画で分かります。
亜美菜さんの、ありすに選ばれた当時の苦しみや葛藤、ありすへの思いも分かる、ありすPでなくとも聞きたい物となっています。
飯田さんと髙野さんの気のおけない関係も必聴です。
デレステでの二人
デレステでの初共演は、このありすのSRカードである、オンリーマイフラッグです。
前述のエピソードを踏まえると、奏、そして文香と一緒に美味しそうに、嬉しそうに食べているありすがとても愛おしいです。
また、カードセリフで奏のことを、大人の階段を登りすぎている、とも評しています。背伸びしたいお年頃のありすにとって、奏は憧れの姿の一つでもあるのでしょう。
結成、CAERULA①
次に二人に大きな動きがあったのは、ジュエリーズ3発売、そして表題曲の咲いてjewelイベントです。
時系列としてはジュエリーズのドラマパートからの咲いてjewelイベントだと思うのでドラマパートのかなあり的ポイントから解説していきます。
また、このドラマパート、皆がとても可愛いので機会があれば是非聞いてほしいです。
皆は遊園地に行くのですが、開場までの待ち時間で皆はしりとりをしています。
そこで奏はありすのことをわざわざ見て、ストロベリー、と言う単語を続け、次にいちごと言う単語を続けるのです。
また、飛鳥が奏のことを奏、と呼び捨てにしようとするとありすが、奏さん、ですと訂正させようとします。
この時点で、やはりありすにとって奏は特別な相手なのだと分かります。
そして、遊園地への入場が開始して嬉しそうにしていたのを恥ずかしがるありすに、子供らしくして良いのよ、子供なんだから、と微笑ましく思う奏が見られます。
恐らく、子供の様に振る舞うありすのことを、本当に微笑ましく思っていたのでしょう。
他にもかなあり的に気になる場面があったりします。
ありすが、奏に対し何故色々な人にキスを迫るのか、そして周子との距離の近さが気になった、とズバリ聞いてしまうのです。
それに奏は、本気でしようとは思っていない、と答え、そして周子を誂うのは本当にしたら困るからだ、と色々はぐらかしてしまいますが。
一緒に皆で食事をする場面でも、嬉しそうにイチゴパフェを食べるありすのことを、可愛い、と言いながら眺めています。
どちらかと言うと、文香を交えた甘いやり取りを見て微笑ましく思っていた、と言うのが正しいでしょうか。
結成、CAERULA②
そしてその打ち上げを得て再び奏、ありす、周子、飛鳥、文香の5人は集まります。
そこで初めて、CAERULAと言うユニットを結成します。
皆で集まれることに、奏が笑顔で居るのがこちらも嬉しく思います。
一度仕事をした仲と言うこともあり、何事も無く順調に…と言う訳にはいきませんが、5人は力を合わせて仕事をこなしていきます。
そして、本番が近くなって、奏、ありす、文香と言うある意味お馴染みの3人が一緒に話しています。
そこで奏は、今回の皆の活動を評価し、その上で自分もそれに負けるつもりはないと闘争心を覗かせます。
何より、一番年下のありすが頑張っていたのだから、尚更負ける訳にはいかない、と続けますが当のありすは、複雑だと返します。
ありすの思いはありすだけにしかわかりませんが、小さいから、とかそう言った要素を取っ払った対等の仲間として見てほしかった、と言う思いがあったのでしょうか。
中の人のエピソード、そして以前のカードを振り返ると二人の食事の心配をするありす、と言うシチュエーションは個人的にぐっと来る物があります。
一緒に食事を取る仲間と言うのは、大切にしたい物です。
そして自分達を心配してくれるありすを、素直でかわいい子ども、と評価し、自分自身もああであれば良かっただろうか、と奏は振り返ります。
奏は綺麗な物に憧れがある…と言うのは後に分かることですが、そのせいで自身にコンプレックスも持っています。
その中での文香の言葉は、本当に奏に突き刺さった、と思います。
かなありの記事ですが、文香の存在は奏にとってもありすにとっても重要であると思っています。
お互いにとって
恐らくかなありは、お互いがお互いにとっての、憧れなのだと思っています。
ありすは奏の普段の振る舞いを大人と感じ、そうなりたいと思い、そして奏はありすの素直な心を綺麗だと思い、素直になれず嘘で塗り固めてしまった自分と比較して、それが眩しく、羨ましいと感じているのでしょう。
ですが、もしありすが奏の本当の姿を知ったとしても、ありすの奏に対する憧れは変わらない、と断言出来ます。
美しい嘘で着飾っている姿も、憧れに近付こうと足掻くその姿も、全てが速水奏なのですから。
これからの二人
奏ソロ二曲目の製作者がありすのソロ曲の製作者と同じだったり、3周年コラボでのゆずカバー曲の面子に二人揃って選ばれたり、中の人達の仲の良さは相変わらずだったり、安定の活躍を見せてくれている二人です。
これからも二人がいつまでも仲良くありますよう、そしてアイドルマスターシンデレラガールズと言うコンテンツが発展するよう祈りながら、終わりの挨拶とさせて頂きます。
双葉杏さんとアイドル
担当Pを名乗っている割に、この子について書くのが久しぶりな気はしますが、上記のテーマについて今回は語っていこうと思います。
彼女がアイドルになった理由、そしてアイドルをやる目的についてです。
双葉杏がアイドルになった理由
こちらからも分かる様に、彼女の将来の夢はアイドルの仕事で稼ぎ、印税生活、そして不労所得を得て楽をすることです。
お金を稼ぐならアイドルじゃなくてもいいじゃないか、と言う声もあるかと思いますが彼女には恵まれたルックス、人から距離を置いたことで身につけた観察眼、元々備わっている頭の良さ等、ある意味人前で仕事をするのに向いている物を持っているのです。
であればそれを活かさない手は無い…と言うか、彼女が生きていくにはその道しか無かった、とも言えるかもしれません。
そうなった理由は語られていませんが、彼女はプロデューサーと出会うまで、人と距離をおいた、所謂引きこもりの生活をしています。
高校には通っていると自身で述べていますが、その割に季節の行事を知らなかったり、お祭りに行ったことがなかったり、普通の人であれば一度は経験している物がすっぽりと抜け落ちているのです。
少しひどい言い方になりますが、彼女には社会的経験と、その過程で身につくであろう社会的常識が欠けているのです。
また、ろくに動かない生活を続けていたこと、そしてその特異な体型、身長のせいで体力も無く、そのせいで、就くことが出来る仕事も限られます。
体力は付けようとすれば何とかなるかもしれませんが、体型、そして身長はどうにもなりません。
”普通"に生きていくには彼女は不都合な成長を、生活を続けてしまいました。
彼女にとって、アイドルはそんな不利を武器に変えられる、そして自身の長年の夢を叶える為の、所謂逆転の手段でもあるのです。
アイドルを続けていって得られた物
彼女は当初の目的通り、印税生活と不労所得、そして楽な生活のためにアイドルになりました。
最初はレッスンから始まり、初仕事は小さな会場でのトークイベント。
夢の印税生活とは程遠い、地味な仕事から始まりました。
しかし、それを得て。
あくまでデレステでの話になりますが彼女はついに、自身のユニット、ハピハピツインをテーマにした、遊園地を作られるような人気アイドルとなったのです。
ある意味、夢であった印税生活、不労所得…と言うか莫大な収入を叶えた形になります。
であれば、彼女のアイドル活動はこれで終わりなのでしょうか。
そうではありません。
恐らく、二人をテーマにしたテーマパークと言うことで、二人に会えたり、二人がステージを披露するアトラクション等が組み込まれていたりするでしょう。
商業的にも、簡単にアイドルを辞める訳にはいきません。
恐らく、嫌だ嫌だとぶーたれながら連れられていくのでしょう。
アイドルを続ける理由
ただ、商業的な理由だけでは恐らく彼女は動かないでしょう。
そうではない、別の理由があるのだと思います。
そのヒントになるであろう画像を用意しました。
ヒントと言うか、もう答えに近いかと思います。
そうです、彼女にとってアイドルは、楽しい物なのです。
前述した通り、季節の行事を知らなかったり、お祭りに行ったことがなかったり、色々な物が抜け落ちている彼女が初めてとも言って良い、楽しいと思えた物なのです。
ですが、働きたくない、と言うのも本心です。
本来は、働かなくても良いのに働かされ続けているのですから。
ですが、それでもアイドルを続けているのは。
その楽しいを味あわせてくれる人がいてくれるからだと、知っているからです。
杏のこれから
彼女はこれからも働きたくないと言うでしょうし、我儘も言い続けるでしょう。
けれど、アイドルを辞めることも、ないのでしょう。
だってこんなに、楽しいのですから。
今まで経験出来なかったことを、沢山経験出来るのですから。
自分を支えてくれる人が居ることを、知っているのですから。
シュガシュガハートでミンミンミン☆ 同じ夢を追いかける凸凹な二人
今回は、百合カップリングとして見たしゅがしゅが☆み~んの記事です。
前回、ユニットダイマと言う目的でこの二人を紹介しています。
二人のことを全く知らない、ユニットとしての活動を知りたい、百合としての二人に興味は無いが二人のことを知りたいと言う方は、前回の記事を参照お願いします。
前回の記事の内容を踏まえた上で、百合として二人のことに興味がある、と言う方はこのままお付き合いください。
公式でユニットとして存在している為しゅがしゅが☆み~んと言う名称を用いていますが、この二人をカップリングとして扱う場合、良く使われている名称はシュガミンまたはしゅがみんです。
今回はカップリングとしての二人を扱っていくので、ここからは二人のことを指す名称としてカップリング名であるしゅがみんで統一していきたいと思います。
私がしゅがみんを好きな理由
二人の好きな所をざっくり書くとこんな感じです。
・身長差、体格差
・お互いの呼び方
・売り出しているキャラクターの共通性と本来持っている優しさ
・同じトップアイドルと言う夢を追いかけている共通点
正直些細なことまで書くとキリがなく止まらないので特に私が好きな所を纏めました。
こんなところが好きだと語り倒したい方が居たら、是非私の前で貴方のしゅがみん論を語り倒して私を幸せの泉に放り込んで欲しいです。
本当にいらっしゃったら東急ハンズでしゅがみんが推されているのを発見した時のように大変に喜びます。
東急ハンズと推しカプが一緒なんてそうそう無い経験です。
取り敢えず、一つ一つ解説していきます。
身長差と体格差
参考資料でもないですが、ユニットダイマ記事でも挙げた限定しゅがはの二人が並んでいるシーンをあげました。
もう少し差がわかりやすい物があれば良かったとは思いますが、これでも二人の身長差、体格差は分かるかと思います。
しゅがはの身長は166cmと、日本女性の平均と比較しても大きく、逆にウサミンは146cmとかなり小さいです。
その差は20cm、下手な定規よりも長い差があります。
20cm差と言うのは、丁度背の高い方の胸に背の低い方の頭が来る様な形になるそうです。
そうなると、しゅがはがウサミンをハグをしたりするとすっぽりウサミンが隠れてしまう形になります。
ウサミンにしゅがはが目線を合わせる時は、少しかがんだ形になるそうです。
小さいウサミンが、余計に小さく見えたりします。
一緒に歩く際でも、少し歩幅があったりするかもしれません。
この20cmと言う差は、色々と妄想を生み出してくれる幅でもあるのです。
お互いの呼び方
用意したスクショでも分かる通り、彼女らはお互いをパイセン、はぁとちゃんと呼んでいます。
何故プロフィール上では年下である筈のウサミンをしゅがはが先輩呼びしているのか、と言う疑問は当然浮かびますが、その謎は解けることはありません。
…と言いたい所ですが、しゅがははウサミンの秘密を知っています。
シンデレラガールズ劇場ワイドでもその一幕は見られますが、ウサミン星にも招かれる仲であるので、彼女の秘密を知ってしまっている組であることは明らかです。
その上で、彼女を17歳だと信じ込んでいる美優さんにはその秘密を明かすことはありません。
後述する、キャラクターを貫く彼女をリスペクトしているからでもあるでしょう。
しゅがみんとは関係ありませんが、しゅがははきらりのこともパイセン呼びしていたりするので、尊敬出来る人のことはパイセン呼びをするのかもしれません。
ただ、早苗さん達のことは名前で呼んでいるので基準はよく分かりません。
シンデレラガールズの呼称の基準自体正直良く分からないので、あまり気にしすぎない方が良いのかもしれません。
取り敢えず、そう呼び合う二人が可愛い、くらいで収めておいた方が私の為でもあり二人の為でもあるのでしょう。
売り出しているキャラクターの共通性と本来持っている優しさ
二人は自分の信じるキャラクター像、ウサミンとしゅがーはぁとをそれぞれ持っていて、それを全面に売り出しています。
歌って踊れるメイド声優アイドル、ウサミン星からニンジンの馬車に乗ってやってきた永遠の17歳、ウサミン。
すうぃーてぃーなラブリーアイドル、めちゃカワで、きゅんきゅんで、キャピキャピなしゅがーはぁと。
周りから見ればそれは痛いとも言われる様な物ですが、それは二人にとって無くてはならない物であり、二人の力の根源でもあります。
そんな年になってまで痛いキャラを貫くなんて、周りが見えてないんじゃないかと言われますが、二人はちゃんと自分達への評価を知った上でそれでもそのキャラを貫いているのです。
その愚直さは時に馬鹿にされ、踏みつけられてしまう要素でもあったりしますが、共感を呼ぶ要素でもあります。
私にはその姿がとても輝いて見えますし、そんな二人が大好きです。
ただ、やはり現実と言うのは厳しい物で、二人もずっとキャラを、夢を貫いて強くいられる訳ではありません。
弱音だって吐きますし、現実の自分とのギャップに悩むことだってあります。
二人共苦労してきた分周りの感情に機敏で、気を回すのが得意です。
その気の回る性格から、余計に損をしてしまうこともあります。
ただでさえ不器用なのに、余計に不器用な生き方しか出来ずにチャンスを逃してしまうこともあったでしょう。
そんな傷だらけになっても、二人が掴み取りたい物は、一体何なのでしょう。
二人を突き動かす原動力は、何なのでしょうか。
同じトップアイドルと言う夢を追いかけている共通点
最後の理由であり、恐らく私がこの二人を好きな理由の、大部分だと思います。
シンデレラガール≒トップアイドルですが、シンデレラガールズの世界でトップアイドルとは、と言われて真っ先に思い浮かぶのがこれでしょう。
二人には、トップアイドルと言う明確な目的が、夢があります。
不器用な生き方も、痛いキャラも、全てはこの夢の為です。
似たような境遇、電波キャラ、そして同じ夢を追いかける者同士、時には競い合うことだってあるでしょう。
単なる仲良しではいられませんが、だからこそ二人が出会い、同じ夢を追いかけていると言う事実がより美しく思えるのです。
そしてここからはメタ的で少し嫌な話になりますが、この度第7回シンデレラガール総選挙で、ウサミンは1位になりました。
元々一次創作でも、二次創作でも人気の高かった彼女ですが名実共に、シンデレラガールズの世界でトップアイドルとなったのです。
私の中でも、この時からウサミンへの扱いが変わりました。
そして同時に、元々一緒に書くことが多かったしゅがはへの扱いも変わりました。
元々大好きで、尊敬していたウサミンのことをより尊敬するようになり、創作でもトップアイドルとして扱うようになり、しゅがはのことを、彼女に憧れる後輩として、より強く印象づける様になりました。
けして二人の間に優劣がある訳ではないのですが、二人を書く時に、どうしてもそのことが頭から離れなくなりました。
確かにウサミンはメタ的にはトップアイドルです。
しかし、作中で二人に明確な差があると名言された訳でも何でもありません。
ウサミンにはウサミンの、しゅがはにはしゅがはにしか無い魅力が沢山あります。
それを分かっているのに、やっぱりどうしてもそう扱うことをやめられないのです。
ですが、カップリングとして考えた場合その差が、ある意味心地よく感じてしまうのです。
二人はトップアイドルを目指しています。
二人だけでなく、周りには同じ夢を持つ仲間達が沢山居ます。
しかし、二人には年齢や体力と言う、やる気だけではどうしようも出来ない、避けられない問題があるのです。
作中で二人は一緒に夢を目指すと語っていますが、実際問題夢を目指すだけ目指して、叶わないと言うことは現実にも、フィクションにもザラにあります。
特に、ある意味終わりの無いストーリーを続けなければならないソーシャルゲームと言う媒体ではその壮大な夢を叶えることは、ある意味そのキャラクターの物語の終わりを迎えると言うことでもあり、ゲームとしても避けたい物ではないかと思います。
しかし、ウサミンはその壮大な夢を、シンデレラガールと言う形で叶えました。
間違いなく彼女が見た景色は、彼女の扱いは、トップアイドルと呼ぶに相応しい物だと思います。
ですが、彼女の物語はそこで終わってしまったのでしょうか。
むしろここからが、ウサミンの物語の始まりでした。
夢を追いかける側に居た女の子はいつしか、皆に夢を与える側となり、皆の夢を守り、導く側に居たのです。
皆の夢を守る、テレビで見た素敵なヒロイン。
それに、彼女はなることが出来たのです。
その姿は、しゅがはにとっても誇らしい物で、そしてあまりにも羨ましい物に映ったことでしょう。
彼女は今も、がむしゃらにトップアイドルへの道をひた走っている最中。
その夢が叶うかどうかすら分からないまま、この世界で戦い続けなければなりません。
刻一刻と迫るタイムリミットに怯えながら、それでも諦められない夢に向かって。
ウサミンに嫉妬することも勿論あるでしょう。
そしてそんな自分に自己嫌悪して、どうしようもない感情に襲われてしまうこともあるでしょう。
不安や嫉妬、負の感情に押し潰されそうな時、ウサミンに甘えて欲しいなあと思っています。
けれど、彼女は諦めることはないのでしょう。
だって、その夢を叶えた先輩の姿を、誰よりも近くで見てきたから。
同じ夢を追いかける自分を、勇気づけてくれたから。
いつか、その人の傍に並び立てるような、アイドルになりたいから。
大好きな人の隣に最後に立っているのは、私でありたいから。
そしてウサミンの物語も、終わった訳ではありません。
これからはトップアイドルとして、周りから色々と求められていくでしょう。
こんなのはトップアイドルじゃないと、自分の信じているアイドル像を否定されたり、小言を言われることもあるかもしれません。
そんな時、お互いの苦労を分かち合える、力を合わせて凸凹道を走り続ける、そんな二人でいてほしいと思います。
終わりに
この記事で紹介した二人の魅力はほんの一部分です。
どっちが受けでどっちが攻めかと言う基本的な話は、基本しゅがはが押していざって時にウサミンが押したり、持ち前の包容力で包み込んだりと色々出来る美味しいカップリングだと思っています。
家庭的で二人共良いお母さんになりそうとか、料理はウサミンが作って洗濯とかはしゅがはがやりそうだとか、同棲している時の生活を想像するのも楽しそうです。
この記事で少しでも百合から見た二人も魅力的だな、と思ってもらえると嬉しいです。
最後にしゅがみんの二次創作が増えることと、シンデレラガールズと言うコンテンツがもっと発展することを祈って、終わりの挨拶とさせて頂きます。